聖地、五龍山の新宮神社に祭られた五体の龍(吉賀町)。
2013年01月04日
2013年も無事に明けまして、私の休みも本日まで。
という訳で、明日から(といってもすぐ日曜ですが..)仕事初めになります。
本年も、当ブログ共々、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、お正月はいつも島根の実家で過ごすのですが、
今年も例年通り年末から実家でのんびり過ごして本日午後に周南に戻ってきたところです。
三が日の過ごし方ですが、このご時世ということもあり、いつ起こるかわからない災害時に備えるために、皮下脂肪を温存しなくては!
という大義のもと、ひたすら喰っては寝、喰っては寝、のルーティンワークをこなしました。
なんて生真面目な性格なんでしょう(笑
とはいっても、ひたすら寝てるのもアレなので、実家のすぐ近くにある新宮神社に初詣がてら、最近手に入れたEOS 7Dを持って散歩に行くことにしました。
昨夜から降り続いていた真新しい新雪に足跡を残しながら、構図をとって撮影していきます。
境内から望む吉賀町(旧六日市町)の景観
ちなみに、この新宮神社の由来は、白鳳の時代に全国的な五穀不作が続いたことで、天武天皇が五穀豊穣と民の喜びを願って、全国60余州に新宮を祭らせよということで、石見の国の新宮建設地としてこの地が選ばれ、白鳳5年(675年)に建てられた由緒あるお宮なんだそうです。
インフォメーションボードによると、この新宮神社の建つ五龍山は、
「東に水、南に平野、西に街道、北に山」が在り、
聖地の条件を満たしているということで選ばれたのだそうです。
もちろん、この神社は実家からすぐ近くですので、たま〜にブラリと、犬の散歩に来たりしているのですが、以前にはなかったはずの目新しい龍の像を見つけまして、
「これは何だろう?」
ということで、インフォメーションボードをじっくり読んだりして知ったのですが、
実は、この龍の像は、五龍山にちなんで五体のシンボルの彫像があるということが判明しました。
しかもこの像、2012年の秋頃に奉納されたばかりだと言うことのようです。
「これは撮らなくては!」
ということで、五体の龍をカメラに納めて来ましたので、掲載させていただきましょう。
それでは、それぞれの写真と解説を紹介していきます。
黒龍(玄武)
北方(冬・水)の守護神で、長寿・繁栄を招く
白龍(白虎)
西方(秋・金)の守護神で、安産・夫婦円満を司る
赤龍(朱雀)
南方(夏・火)の守護神で、破壊と再生を司る
青龍(青龍)
東方(春・木)の守護神で、豊作・家運隆盛を司る
黄龍(翼竜)
四龍の中心で、目出度い事を司る
迫力ありますね。
五龍とは、神社の守護神で、黄龍(翼竜)を中心に四方に「東に青龍、南に赤龍、西に白龍、北に黒龍」を配置した四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)に通じるものということです。
この五体の龍を撮るために、インフォメーションボードに書いてある見取り図を頼りに順番に探していったのですが、ボスキャラの黄龍の場所が最初わかりづらく、一旦引き返そうかと思ったところで、神殿の下の所にひっそりと祭られているのに気付くことが出来て良かった。
この五龍の像ですが、今回、吉賀町の有志の方々からの出資によって奉納されたそうで、町の出身者としては感謝せずにはいられませんね。
この場を借りてお礼申し上げます。
県外の方も、お近くにお越しの際は、ぜひ五龍山新宮神社に参拝に来て下さいね。